2015年04月26日

昔の道場の稽古のように

こんにちは。
湖西道場、豊田です。
早い方は、そろそろGWがはじまっておられるのでしょうか?
4/26現在は、僕も湖西道場もまだまだ平常運転中です。

今回のブログは、どちらかといえば空手、格闘技好き(経験者)の人むけの内容です。

最近の湖西道場では5/10の名古屋ドーム大会にむけてほぼ毎夜、型を積極稽古中! です。
先日、僕の店に他の道場の道場生の人が遊びにきて、

「ウチの道場は試合志向だから、型の稽古はあんまり・・・」

みたいなことを言ってましたけれども、

「いま時、そういう道場は多いんじゃないのかな、試合志向は、かえって主流じゃないの」

と思います。

一時期よりも減ったかもしれませんが、依然としてミットや組手を主体にした稽古をしている道場さんは、流派を問わず多いですよね。
当てる空手のみならず、当てない空手でも試合用の組手主体の稽古を多くしている道場は、僕の知るかぎり、たくさんあります。

それの良し悪しはおいておいて、いつものことながら、そんな時流とは関係なく、4月の湖西道場はひたすらマイペースに、みんなでせっせと型に励んでおりました。

挨拶して軽く準備運動をして、1時間半かそれ以上、ひたすら型。
1回の稽古時間は短いですが、約1ヶ月、こんな稽古だけを繰り返すフルコンタクト空手の道場は、やはり、めずらしいかもしれません。

組手のように阿鼻叫喚にはなりませんが、型の稽古は型の稽古でやはり盛り上がります。
型の場合、静寂と集中力と気合(声)ですね。

昔、いまから27、8年前、高校生の僕が通っていた道場は、稽古開始から約1時間〜1時間半が準備運動、基本、移動稽古で、その後30分くらいが組手、それから、約1時間くらい型をやって、最後に補強。
さらに居残りでサンドバック等々という稽古が、週3回のレギュラーメニューでした。

そうするとだいたい時間にして午後の8時半から9時半くらいが型の時間になって、組手で息があがってボロボロになった状態で、半ば、ぼんやりとした意識で型をうつことになるわけです。
自分が血気盛んな高校生だったためもあって、道場の組手は、顔も叩くし、掴む、投げる、手刀、肘、頭突き、その他もろもろありの、冷静に考えると、怖いもの知らずのバカとしかいいようのない、多少は理性のある喧嘩みたいな内容だったので、よくケガをしましたし、相手にもさせました。
また当時は、そういう組手の相手を真っ向からしてくれる人が道場にたくさんいました。

カナダの国から援助を受けて、静大の大学院に来ていたSさんは、骨太でマッチョな、いかにもスポーツ好きの白人男性らしい体格で、お互いに足をとめて、顔面をよく殴り合いました(笑)
Sさんは笑いながら僕の顔にパンチを入れてくるのですが、僕はその口元に浮かんだ笑みがイヤで、その顔を壊してやろうと必死になって叩いてました。
しかしまぁ、一概にはいえませんが、長身、マッチョの西洋人は日本人よりも作りが丈夫いです。
骨がかたいのか、叩いても叩いてもなかなか壊れない。
稽古後の唇が切れて腫れたあがった顔で、帰りの電車に乗ると、窓にうつる自分のひどい顔に、なんともいえない複雑な気持ちになりました。

この頃、一緒に学んでいた高校の同級生のS本くんとも、それこそ自分の足や拳が壊れるまで、ガンガンやりました。
お互いに手加減なしでやる約束で、どこでも倒すつもりで技を入れました。

イタリアで道場を開いていたBさんは、日本に戻るたびに稽古にきてくれました。
Bさんの前蹴りに高校生の僕は、散々、吹っ飛ばされました。
相手の腕を潰す目的の上段蹴りも痛かったです。

Sさんはカナダに帰って偉くなったのでしょうか? S本くんは無事、警察官になれたのか? 
僕にはわかりませんが、とりあえず、みんな元気でいてくれればうれしいです。

いま振り返ると、青春時代にしかできないムチャを空手でできて幸せでした。
いくらあの時代の高校生でも、こんなのを週に3回、学校や路上でやっていたら、そのうち暴行傷害で補導されてしまいます。
道場があって、空手があってよかった。
人生を通して、空手(暴力)の痛みや苦しさを身をもって直接、学べて、とても勉強になりました。

さて、でもって、なにを言いたいのかというと、最近、夜の9時すぎまで湖西道場で型の稽古をしていると、ちょうど時間帯が同じせいもあって、あの10代の頃の稽古を思い出します。
当時よりも、きもち、型はまともになったはずだと思います(笑)
殺人か、人体破壊技術の実習訓練みたいな組手はしなくなったし、そういうことは、するのも、されるのもイヤだ、人としてしてはいけない、というのが実感としてわかるようになりました。

しかし、でも、何十年たっても、まわりは変わっても、僕自身がやってることは変わらんなと、なんだか懐かしい気持ちで、毎夜、型の稽古をしています。

長く稽古を続けている方は、僕と同じように何年経っても変わらず空手をしている自分に、あまりの変化のなさに思わず笑ってしまうことがありませんか?

本日は以上です。
押忍。


posted by 湖西豊田道場日記愛好会 at 13:29| 静岡 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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